
株式会社LiberaFormは、NEDO懸賞金活用型プログラム(NEDO Challenge)の一環として実施される「GENIAC-PRIZE」へ開発パートナー企業として応募しました。
(geniac-prize.nedo.go.jp)
本プログラムは、コンテスト形式で多様な技術・解決策を募り、社会実装に向けたトライアルを促進する取り組みです。
当社は応募テーマとして、領域01「国産基盤モデル等を活用した社会課題解決AIエージェント開発」のうち、Ⅰ. 製造業の暗黙知の形式知化にエントリーしました。
背景:製造業の“現場力”が、継承困難になっている
製造業の現場には、熟練者の判断・段取り・勘所といった「暗黙知」が数多く存在します。一方で、人材流動や世代交代が進む中、これらの知見が属人化したままになり、教育コストの増加、品質のばらつき、トラブル対応の長期化といった課題につながっています。
そこで当社は、生成AI/AIエージェントの力で、現場に散在する情報(手順書、報告書、点検記録、過去トラブルの対応履歴、設計・品質データ等)を“使える知識”へ再編し、現場の意思決定と作業を支援するAIエージェントの社会実装に挑戦します。
取り組み:AIエージェントで「知識化」から「実行支援」へ
今回の挑戦では、単なるFAQや文書検索に留まらず、現場の状況に応じて“次に何をすべきか”を提案し、必要情報の収集・整理まで支援することを目指します。
- 暗黙知の抽出:熟練者の判断ポイント(見るべき指標、注意点、NGパターン)を、記録・会話・作業ログから構造化
- 形式知の再編集:手順・判断基準・過去事例を、現場で使える粒度(チェックリスト/分岐フロー/作業手順)に変換
- エージェント化:状況に応じて「確認→推定→提案→記録」の一連を支援し、現場の“実行”に接続
- 国産基盤モデル等の活用:日本語・現場文書の特性に適した基盤モデル活用を前提に、実証につなげます
目指す成果:現場の生産性と品質を、持続的に引き上げる
当社が目指すのは、現場の知恵を「残す」だけでなく、現場で“使える”状態にし、成果が出る運用まで落とし込むことです。
- 新人・若手の立ち上がり短縮(教育・OJTの効率化)
- トラブル対応の迅速化(過去事例と判断基準の即時提示)
- 品質の安定化(判断の再現性を高める)
- 属人化の低減(熟練者依存からの脱却)
今後について
今後の予定として、表彰式は2026年3月、懸賞金交付は2026年5月と公表されています。
LiberaFormは、本取り組みを通じて、製造業の現場に根差したAIエージェントの実装・検証を進め、産業全体の競争力強化に貢献してまいります。