
2026年2月21日(土)、IT経営コンサルティング九州様主催の《2025年度 第3回 九州ITC合同研鑽会(ハイブリッド開催)》にて、弊社(株式会社LiberaForm)はセッション2「DXの次の一手!量子アニーリングによる最適化と社会実装」をテーマに講演・デモを実施しました。
本研鑽会は、リアル会場(富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 福岡支社 2F会議室)とZoomによるオンライン同時配信で開催され、ITコーディネータの皆さまが最新のDX実践知を学び合う貴重な場となりました。
研鑽会の概要
- イベント名:《2025年度 第3回 九州ITC合同研鑽会(ハイブリッド開催)》
- 日時:2026年2月21日(土)13:00〜17:00(開場12:45)
- 会場:富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 福岡支社 2F会議室/オンライン:Zoom
- セッション構成:
1)BPRで描くTo-Be像:As-Isを乗り越えるシステム導入戦略
2)DXの次の一手!量子アニーリングによる最適化と社会実装
3)データ基盤が分ける未来?中小企業の生成AI活用ロードマップ+座談会 - ITCポイント:ITC協会の「ITC届出組織主催の研修・セミナー」に該当(2時間1ポイント換算)
当社講演:DXの次の一手「量子アニーリング最適化」とは
今回のセッションでは、「量子は難しい」という印象をできるだけ取り払い、**ITコーディネータとして現場へ提案・PoC設計するための“実務の見取り図”**を中心にお伝えしました。
1) 量子アニーリングが効く業務領域
量子アニーリングは、特に 組合せ最適化(割当・選択・配置・順序)の領域で価値が出やすい手法です。
例:人員×工程の割当、配車、倉庫ピッキング、棚割り、在庫配置、シフト最適化など。
2) 社会実装のコツ:「QUBO化」が8割
現場適用では、ハードの優劣よりも 課題を“解ける形(QUBO/Ising)”へ落とすことが成果を左右します。
- 0/1意思決定の設計
- 制約をペナルティとして組み込む設計
- 係数(スケール)とペナルティ重み(λ)の調整
- ソルバ比較(古典ベースライン vs アニーリング/量子インスパイアード)
この流れを、PoCの型として整理しました。
デモ:Pythonで「QUBO→ソルバ→解釈」
当日は、小規模な割当問題を題材に、
- コスト行列(現場の“困りごと”の数値化)
- QUBOの構築(制約をペナルティ化)
- ソルバで探索(サンプリング)
- 解の読み解き(制約チェック、目的値、分布)
までを一気通貫で確認しました。
特に、「raw cost(目的) と penalty(制約違反の罰) を分けて可視化すると、λ調整の勘所が一気に腹落ちする」点は、支援者視点でも再現性の高い学びとして反響がありました。
配布資料
当日の資料はこちらからご参照ください。
- 資料格納(Google Drive):https://drive.google.com/file/d/1VPg3ztfDI8DMdWdsn3ETOOQn414msZq3/view?usp=drive_link
最後に
ご参加いただいたITコーディネータの皆さま、ならびに運営のIT経営コンサルティング九州の皆さま、誠にありがとうございました。
LiberaFormでは、量子アニーリング/量子インスパイアードを含む最適化技術を、**「現場で回るPoC」→「小さく運用」→「段階拡張」**の形でご支援しています。ご相談・共同検討もお気軽にお問い合わせください。